このサイトは、 中央大学ビジネススクール(CBS)露木恵美子研究室が所有・運営しています。

露木恵美子研究室の紹介

中央大学ビジネススクール露木恵美子研究室では、社会を牽引するビジネスパーソンたちと、日々変化する現場・現実において、その変化をチャンスとしイノベーションを起こす創造的な企業であるためには、どのような組織でありたいか、どのような組織であるべきかを、日々追及しています。「場のワークショップ™」では、「場の理論」をワークショップ形式で、わかりやすく一般のビジネスパーソンと共有しています。

場のワークショップ グループワーク
場のワークショップ™ でのグループワークの光景

研究室のテーマと特徴

*組織・場・人的ネットワークに関する研究

「場と共創」:有機的な組織における分化と統合のメカニズムを「場」と「共創」という概念を用いて、組織開発(OD)・組織変革、組織文化の分野を中心に研究。

マクロ組織論、ミクロ組織論、ネットワーク論の結節点にある「人と人との関係性」に焦点を当てた「場」の理論を基に、学生と一緒にインタビュー、参与観察、アクションンリサーチ等のフィールドワークを中心とした研究活動を展開している。

フィールドワークの具体例(順不同)

  • 巣鴨信用金庫の事例研究(組織文化改革)
  • さんりく産業新興支援プロジェクト(陸前高田、大船渡の漁船漁業を営む漁業者の震災後の復興支援)
  • 由比プロジェクト(桜えび漁で有名な由比港漁協青年部の起業化支援)→生産者による6次産業化の事例
  • 日本交通の事例研究(サービス産業における現場主導の新しいサービス開発)
  • こころみ学園/ココ・ファーム・ワイナリーの事例研究(知的障害者の支援施設における働く「場」の研究)
  • ベイリンガーインゲルハイム・ジャパンの事例研究(ドイツの製薬メーカーであるBI社が日本の製薬メーカーとの経営統合(買収)において、どのように「第三の」企業文化を醸成しV字回復を実現したかを研究)
  • HCL社(インド)の事例研究(顧客の現場に棲みこんだ技術開発支援で成長しているインドのICT企業の研究)

その他多数

(左から) 由比港での桜えびの競り、こころみ学園のワイン畑、 ベイリンガーインゲルハイムの工場訪問

露木恵美子(Emiko Tsuyuki)のプロフィール

神奈川県出身 7月10日生 かに座 O型

学歴

中央大学大学院文学研究科社会学専攻 修士(社会学)

北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科 修士、博士(知識科学)

博士論文「場と知識創造-現象学的アプローチによる企業の知識創造活動における『場』の研究- 」(こちらに全文を掲載しています。クリックして自由に閲覧してください)

専門分野

組織論、戦略論、知識経営論、ハイテク・スタートアップス(ベンチャー起業論)

主な著書(共著)

『知識創造実践論』白桃書房 2001年

『アカデミック・イノベーション』白桃書房 2008年

『ハイテク・スタートアップの経営戦略』東洋経済 2010年

職歴

1991年~1998年 ㈱前川製作所

独自の経営スタイルで組織論の分野では有名であった㈱前川製作所に新卒社員として入社。働きながら自律分散型組織の実態に迫る(アクションリサーチ)。「場」の理論と出会う。


2001年~2002年 エーザイ㈱ビジネスインターン

博士課程の学生として、エーザイ㈱知創部でインターンとして働きながら、認知症の治療薬であるアリセプトの開発と市場開拓について調査。創造的な製品開発プロセスを研究。


2003年~2007年 独立行政法人産業技術総合研究所 ベンチャー開発戦略研究センター 戦略研究室(特別研究員・客員研究員)

文部科学省「戦略的研究拠点育成」事業(スーパーCOE)の5年間の プロジェクトに参画。主に、国内外のハイテク・スタートアップスの事例およびその創業インフラについての研究を行う。